DETAIL
塩素比色測定器とは、プールや水道水などの残留塩素の測定に使われる、いわば水質検査のため測定器です。
ここでいう、残留塩素とは水の中に残っている消毒効果をもつ塩素のことを言います。
飲み水やプールの水、浴槽水、食品工場といった私たちの身近なところで使用する水は、残留塩素によって消毒されています。この残留塩素が含まれていないと、水の中で細菌が繁殖する可能性があります。もし、細菌が繁殖してしまった場合、私たちの健康に被害を及ぼしかねません。そのため、残留塩素によって消毒する必要があるのです。しかし、水は透明ですから、残留塩素が含まれているか否かをそのまま判断することは困難です。そこで、衛生管理のために残留塩素の測定は必要不可欠となっているのです。
検査方法はシンプルです。まず、検査したい水にDPD試薬を加えて混ぜます。すると、残留塩素の量に応じて淡い赤紫色から赤紫色に変化していきます。この色の変化を塩素比色測定器で比較して測定する方法を比色法といいます。この方法によると、ヨウ化カリウムを加えることで遊離残留塩素と結合残留塩素の分離測定ができるため、操作が簡単です。さらには、安価であるためコスト削減にもなるというメリットがあります。
●残留塩素測定範囲 0.05、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.7、1.0、1.5、2.0mg/L
●セット内容: ●色見本ボックス:1個
●角型セル:2個
●遊離残留塩素用DPD
粉末パック試薬(DPD-F-1)
50回分:1袋
●収納用ケース:1個